LOG5

 




泣くなよ、男だろ







なにもない広いところで泣いてる子供

迷子になったの?
じゃあ一緒に行こう







ちょっと肌の黒いふわふわ浮いてる男の子
顔には痛そうな大きな傷
名前を聞いても家を聞いても
全部わからないと答える君に
たっぷりの愛情を込めて僕らはたった一つの贈り物をした

父さんと母さんと僕ら二人が家族である証
これって名前じゃないね?
でもいいじゃない、何処に居てもつながっているって思えるじゃない
これで君も僕らの家族だよ
ずっと一緒にいようね ばくら

ばくらりょう
ばくらあまね

父さんから教えてもらった
僕らが共有する名前を きみに







たくさんの思い出をありがとう 柔らかくて暖かいキミ
ばいばい ずっとずっと大好きだよ







キミが残していった残像は
ずっとボクの中で静かに息づいている
キミがくれた強さは
いつしかボクの中に根付き大きな逞しい一本の柱となった
柱に宿る鼓動と声は今でも
がんばれ、と囁いて
優しく力強くボクの背中を押してくれる
怯まずに、歩いていける







手を繋がなくても、もう怖くないだろう?
真っ暗闇じゃないんだから
一人でみんなのところに迷わず行けるだろう?
俺はもう一緒には居られない
お前はもう一人ぼっちじゃない だから







君と毎朝二人並んで歩いた通学路を
ボクは今日もたった一人で歩いているよ
でも絶対に立ち止まらない
振り返らないし、急いだりもしない
地面を踏みしめてるんだ
足跡が残るように、ゆっくりゆっくりと
まっさらで何もわからない小さな芽として生まれた君が
迷子にならないようにたくさんの目印をつけよう
いつかボクに追いつけるよう、ゆっくりゆっくりと

だから今日だけ、さよならって言い合って手を振る
明日、また会おうねってボクらは笑う







見下ろしているのは光か影か







遊戯とばくらの身長比較







”相棒!”

今は光に包まれて、もうその笑顔はみえない




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